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気密

気密性が高いと聞くと、何か息苦しい家の様に思われるかもしれませんがそんな事はありません。窓を開ければ新鮮な空気が入ってきます。それどころか気密性の低い家より気密性の高い家の方が、窓から入ってくる空気の量は多いです。

理由は隙間です。気密性が低い家は隙間が大きく、気密性が高い家は隙間が小さくなります。隙間が大きくなれば隙間から入る空気が多くなり、窓から入ってくる空気は少なくなります。ファン等を使用した換気システム(台所等の換気扇も換気システムです)も隙間が大きければ、明確に隙間の位置を把握し隙間ごとに空気の流出入量を計算しないと、計画どおり機能しなくなります。


隙間が大きいと壁内結露の問題にもつながります。防湿層を設けても隙間から湿った空気が壁内に流入し結露が発生します。通気層を設けても、隙間から空気の流出入が起これば、通気されない部分が発生し、結露の原因になります。

断熱性能が高ければ高いほど、計画的な換気や壁内結露防止の為に、気密性能を上げる必要があります。


暮らしの設計社の家は、国が定める高気密住宅の基準より5倍性能が優れてます。
 ・国が定める高気密住宅の基準値:2.0c㎡/㎡以下
 ・暮らしの設計社が建てる家の平均値:0.4c㎡/㎡